frontier

人生を色付けるのに必要なのは、発想と行動力。
そのために必要なのは、人の真似だ。
先人の知恵。先輩の知恵。
冒頭で僕はオリジナリティを強調していたけど、ここで訂正します。僕も、人の知恵を頂いてここまでなんとか生きてきました。尊敬する先輩や後輩がいて、背中を見てきた。それは音楽だけではない。美味い料理店の店主、飲み屋のマスター、職人、隣の夫婦や、従兄弟親戚。親。家族。そして友達。
それぞれに個性があって、良いところ、悪いところがある。三者三様、十人十色。これだけでも新しいアルバムができそうだ。

チリフェスのステージに見えた、アーティストのみんなが見せた光景は鮮烈だったはずだ。フリークスに久しぶりにきた方もいたと思う。物足りなさを感じた人はいただろうか。少なくとも岩手県にだけでもあれだけの強者達がいた事は伝わったと思う。勿論、この程度は治らないのだが。
東京にはあんなに強烈な魅力を持ったバンドが蠢いている事も伝わったと思う。

ライブハウスの原型に触れたような気がしませんか。僕がライブハウスを語れるような経験値を持った人間ではない事は知っているが、個人の観点で申すとライブハウスとはそのような場所だと思っている。エンターテイメントの世界とは、ちょっと違う世界。

音はきっかけであり、詩をいろんな人の懐に染みていくように工夫を凝らしたのがメロディーだ。ドラムは心臓、ベースは脈、ギターやピアノ、ストリングスが神経となり、最後に思いが声になる。
僕はそれが音楽の構成だと思ってます。脈が合った瞬間の興奮だけは、普段には無いライブハウスだけの楽しみ方だと。
どこかで聴いたことある
ラブソングなんかはいらないさ 
俺たちは俺たちのやり方で 
話し方で 
歌うだけ 
君に
- THE FUZZ ACT

それぞれの道
出会えた人
繋いだ手と手
広がる空
この街に生まれた意味
この繋がり一つの愛に
- bull pain catcher

全力で走ってた過去の君を大切に
これからの君の道はもっと大切に
- XXXX

(ごくごく一部の、仲間の皆さんの素敵な歌詞です)

何気なく入ったライブハウスには、沢山のメッセージがあります。あなたの身の回りの会話では、なかなか聞こえてこないような、あなたが今一番言って欲しかった言葉。世の中の喧騒をかき分けるように、マイクにかぶりついて放つその言葉には、明日からのヒントが沢山芽を出しています。余計な情報は要らないように、暗く足元が見えないその先には、見たことの無い人達の眩しい姿が、あなたの懐に話しかけてくれるでしょう。
あの日、旅だったあなた達にこの景色見えますか。
生きてます、皆、全力で。
- XXXX

僕は、詰め込み過ぎたPorterのバッグを担いで、TILITILIという安住の日々から旅立ちます。またいつか、なんとなく焦がれる日が来ることを楽しみに。

応援してくれる皆んなには迷惑をかけっぱなしですが、そんな奴だと笑って下さい。仁君と健ちゃんが焦って奮い立つには、僕が最高の曲を作るのが一番刺激的な筈。子育てや仕事、バンド活動より大事な事が今は沢山あると思うけど、僕らはここにいるわけで、いつでも遊びに来たらいい。
鍵は開いてます。
長くなりました!どんだけ名残惜しいんだか。笑

これまでTILITILIに関わって携わってくれた皆様からの御恩を忘れずに、まだもう少し音楽人としてやれる事を探してみたいと思います。
sunsetfreaks fes.を仁君達が開催してくれた事に心から感謝しています。スタッフの2人にも大感謝しています。あなた達がいたから、俺は11月24日まで頑張れました。

ありがとう。

これから先、いろんな事がもう決まっています。

強敵達はまた毎週末ごとにマイクの前に立っている事でしょう。

( ͡° ͜ʖ ͡°)←負けたくない

だから今日も、待っている人の前に今から行ってきます!僕らの歌を、また新しい出会いの術として。

輝く君よ行け
僕らはここにいる
世界中の星は
あなたの上に
- TILITILI

no sea, no life.

菅野安宣

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