everyday is new world

身にまとったむせぶ思いも薄れそうな
春に似たその日差しが、まだ見えぬ朝を見た
次はどんな、揺れる思いに包まれるの
夏に似たその日差しが、まだむせぶ影に教えた
doit now everyday up and down.
doit now 揺れてる水面に似た胸に 
絶えない明日をみよう

fly to world. still alive

冴えない日々に剣を
絶えれない日々に剣を
さぁ勇者へ
さぁ勇者へ
我に忠誠を抱く

doit now everyday up and down
doit now 揺れてる狭間に身を寄せて行くよ

thank you my life.
thank you your life.
every day is new world.

チリフェスで見た光景は、あたかも久しぶりに集まった家族や親戚のようだった。同級生の集まりならテンションが昂って空回りするものだが、僕らの仲間達は違う。ある期間をたまたま共に過ごした同級生とかではなく、同じ時間を違う場所で、泣き笑い、苦楽を共にした親類なのだ。

今回、親戚のおじさん3人が船出を決めた。家から出て行くと言うのだ。そりゃ急に決められた親戚はたまったもんじゃない。今度いつ帰ってくるかもわからない。しかも髭メガネのヤスおじさんは、もう帰ってこないと息巻いてる。あの人はいつもそうだ。急に何か思いついて、急に居なくなる。いつ寝て、いつ帰ってきてるのか。顔のマークばかりSNSにあげて笑ってる。
でもあのおじさん、どこで作ってるのか汚い音で歌を録音してはアップして、再生回数が少ないと親戚中に連絡してくるよね。勝手な割にはかまってちゃん。困った人だ。

男は背中で語るものだといつも言う。
愛さえも口に出さなけりゃ伝わらないなんてナンセンスだと。典型的な昭和の男だ。

TILITILIのライブはお世辞にも上手いとは言えないが、下手くそだけど嘘の無いスピーチだと思っている。たまに親父ギャグを交えながら、普段言えなかった事をみんなの代わりに伝えてくれてる。何せ昭和のおじさん達だもん。空気を読むのではなく、空気を作るのだ。寝る前に付ける親父の謎のヘアトニックみたいなもんだ。そのあと洗面所に立つ家族の事などお構い無し。散らかして、居なくなる。
でもその匂いが消えたら、寂しさが募るのは当然だ。そんなこと、昭和のおじさんだってわかってるのだ。でも、譲れない意味がある。
自分の意思を通さなきゃいけない時がある。それは自分の限界が見えた時。最後は、わがままを言いたくなる。だって、人だもの。

TILITILIの親戚の中には、体の弱い人もいて、入退院を繰り返しながら必死に社会で頑張ろうとしてる女の子が、少し遠いところにいる。その子はチリTを着てベットに寝て、僕らの音楽を聴きながら、お母さんとお姉ちゃんと携帯電話に耳を傾けている。そんな画像を応援メッセージと共に送ってもらったこともあった。
脳に病いを患った仲間からは、毎晩病院で寝る前に、なけなしの花を聴いてから寝てますと、メッセージを貰ったこともある。
昨日命を断とうと自らを切ってしまったと、反省の意味と思いとどまったんだという報告のメッセージをくれた仲間もいる。
結婚式に呼ばれてライブをした事もあった。
大切な日にラジオから曲を流してもらった事もあった。
SEに曲を使ってもらった事もあった。

メンバーに伝えたい。
僕らのやってきた事は、誇りだと。何も間違いではなかった。立派なバンドだったと。
それと併せてもう一つ伝えたい。
俺が抜けたらチリじゃないとか、そんな、ぬるま湯みたいな事言ってんじゃないよと。

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