俺たちの後ろに道はある
東京までの道は、いつも思うけど近い。片道7時間みとけば、いつもとは違う大都会が待っているのだ。道はいつも繋がっている。大地が穏やかでいる限り。
久しぶりに会うあの人も、その辺りに暮らしているであろうあの人も、車を7時間走らせさえすれば。会う事が出来るのである。
隣の家の人だって、会いたいと思わないと合わない事だってあるだろう。時間帯さえズラせば、避けて通る事だってできる。人間関係とは、じつにシンプルだ。肝心なのは距離ではない。心が肝なのだ。
回数でもない。インスピレーションなのだ。
心に描いた 幸せの絵を
きっと仕上げて 君に見せてあげたいな
インスピレーション ちっぽけな
この街の片隅に
インスピレーション エネルギー
途方もないエネルギー
ブルーハーツも、こう歌ってる。
音楽で繋がった友情は、距離では測れないのだ。
デカい街だろうと、消えそうな町だろうと、やってる事は同じ。狭い部屋にこもって楽器を鳴らしながらコツコツ作った音楽を、限られた時間の中で、借りものの時間の中で、限られた人達の前でちょっと恥ずかしながら表現してるというだけなのだ。そこで感じる温度が同じだから、同じ記憶が残される。
だから1発で繋がった情は深い。
そこには一言で「思い」というふうには片付けられない、情熱や、劣等感、緊張感、不安感、達成感、満足感、そして後悔や悔しさが、「気」となって空間に充満するのだ。だからライブハウスは面白い。
関係者しかわからないが、会った瞬間は久しぶりなものでちょっと恥ずかしかったりするのだ。そこから上記の感情に至る間にステージが存在する。順番にも役割も会ったりして、一言で企画というが、トータルで感じて欲しい仕込みが、語らないまでも存在している。MCでよく、最後まで見ていって欲しい、と語られるのには、そんな意味も含まれている。
今回の企画、summitは、エモーショナルの共演。
2019/01/19(土)
Summit vol.1 -新宿編-
@新宿MERRY-GO-ROUND
ACT/ハルカカナタ/TILITILI/VERONICA VERONICO/ANJU(O.A)
3バンドの三つ巴が企画の趣旨だが、そこにプラスアーティストもこの企画の重要なところ。アンジュちゃんと東京で共にライブをする日が来るとは、思っていなかった。まさに感謝。
そしてベロニカはいつもライブの準備に動いてくれる、本当なら足を向けて寝れない存在である。会う度にスケールアップしてるしファンの濃さも毎年上がってる。中でやっても外でやっても箱がデカかろうと狭かろうと、ベロニカのライブには息が吹く。息吹くとはこの事だ。そして色がある。上手い。こんちくしょうめ!いつもありがとう!愛しか無い。
ハルカカナタとは、まだ出会って間もないかもしれないけど、いわゆる波長なんだと思う。そして彼らの音楽に僕らは魅力されて、告白したのは僕たちのほうだ。こんちくしょうめ!愛しか無い。
実力は言うまでもない。なんといっても曲と表情が最高だ。歌詞を皆口ずさみながら曲を刻んでいる。僕は曲を刻んでいるバンドが凄く好きだ。
好きの形には各々いろいろあるが、歌詞を刻むバンドは曲を愛している揺るがない証拠がそこにある。ベロニカもそうだ。ライブバンドとは、そういう生き物だ。曲と共に時間を過ごしている。こんちくしょうめ!カッコいいじゃないか!
TILITILIさん達は愉快だ。笑
日頃のストレスをこの3人にお供えするとよい。
きっとステージで汗として浄化してくれるだろう。僕らはそんなバンドだ。僕らが楽しめば誰かが救われる。それだけで存在意義は充分じゃないか。僕らは変な展開、リズム、不安定というギャップで楽しめていればいいのだ。全員40代になり、だいぶやりたい放題になってきました。笑笑
謹んでお詫び申し上げます。
友達っていいね。
救われる。
1万人の町。
1300万人の都市。
思いは同じ。
人の悩みや幸せは、同じなんだ。
ハンドル握ってアクセル踏めば、7時間後には会える所にいる。
そう思えば明日にでもまた会えるじゃないか。
生きてれば必ず次がある。
生きてこその今だ。
バンドだけじゃない。
人みんなだ。
バンドマンがたまたま言葉にしてくれてるだけで
あそこにいる人はみんな音楽人なのだ。
鳴らせ。楽器が無ければ言葉で鳴らせ。
声でもLINEでもいいじゃないか。
思いは伝えてこそだ。
これからも、誰かのために生きていこう。
そうすれば
誰かがあなたのために
生きてくれてる事に気づけるよ。
音楽という方法を教えてくれた事に感謝して、これからも僕ら仲間達で良い音楽を探しに出かけようではないか。その時にまた、それぞれのサプライズを見せ合おうじゃないか。
あんな愛しか無い日は、続けなきゃダメだ。
またやろうね!ありがとうございました!
no sea,no life.
( ͡° ͜ʖ ͡°) yasunori kanno
artist photo by tawamureyama
0コメント