ライブに徹した2週間
5月は19日27日と二週に渡って、遠野、胆沢でライブをしました菅野です。どちらのライブも地元の皆さんが運営したイベントで、趣旨の明確なライブでした。
地元のためにと始まったイベントに呼んでいただけるというのは本当に有難い事でして、それと同時に、記憶に少しでも残るライブをやりたいというプレッシャーもありましたが、ソロライブ、TILITILIのライブ共、反省点は有りつつも有意義な時間だったと思います。
遠野では、花男君と兵衛君と。三者三様なライブ内容でした。2人ともパワフルで思いがこもったライブ。僕もソロ曲も少しずつ増えてきましたが、遠野での経験が今後に生きると、思っています。曲を知らないで聴いていたお客さんがほとんどでしたが、持っていったCDも沢山買って頂き、僕のライブも少しは記憶に残ってくれたらいいなーと思いながら過ごしてきました。とても幸せな1日でした!大好きな街、遠野。今度は自分が企画したライブで遠野に行きたいと思っています!そしてゆっくり過ごしてみたい。
胆沢では、高校生のバンドコンテスト!僕は審査員もやらせていただきました。どうしても自分の高校の時にダブらせて見てしまいましたが、時代の変化とは、物理的な部分も大きいんだろうなと思いました。僕らの頃は機材が揃ってなく、叫ばないと声が聞こえなかった。会場で鳴っている音を聴きながら演奏をしていた。外向けのスピーカーの前に行かなきゃボーカルも聴こえないのだ。笑
今は、囁いても聴き取れるほど環境は整っている。
環境が整えば楽曲も繊細になり、演奏やバランスも整うのが早くなると思う。
昔と比べるのは野暮だ。ザビエル前、ザビエル後みたいな話になりそうだからやめておく。ただ、ひとつだけ昔も今も変わらないと思えることは、欲望に飢えることだと思う。デカイ音を鳴らしたい。デカイ声で歌いたい。思いっきり叩きたい。その相互効果が全体のボリュームを上げ、ボリュームの大きなところでバランスを取れるようになってくる。バンド内で競い合うのだ。お前がそうくるなら、俺はこうやるぞ!それをライブ中にやれたりしてくると、自然と目が合い、顔も綻ぶ。楽しさを演奏や音から見つけると、ライブはもっと楽しくなる。観ている方も一緒に楽しくなることでしょう。
そんな事をこれから何回もライブをして感じ取っていって欲しいなと思っています。
そのためには、どんどん失敗をして、悔しいライブを経験して下さい。おじさん達は未だに、迷えるライブをしています。笑笑
奥州は本当に音楽人が多いと思う。週末は必ずどれかのお店でライブをしていることでしょう。ライブハウスが無いと言えども、街の音楽温度は、僕らの周りではまだまだたどり着かないほどの高さにあるなと、いつも思っています。
僕自身の温度も、上がったり下がったりを繰り返しているけど、作ることの楽しさを忘れずに、少しでも楽しい相互関係を築いていけたらなと思っています。バンドマンやオーディエンス、そして地域と共に。
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